Q 不貞行為の慰謝料請求は自分でもできますか?

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相談内容

夫の浮気が発覚しました。相手の女性は旦那の職場の同僚でした。相手の女性の名前と電話番号はわかります。証拠としては、夫が認めていること(録音)、ラインの履歴の写真があります。相手女性に慰謝料を請求したいのですが自分でもできますか?弁護士に依頼したほうが良いですか?

回答

自分でもできます。

しかし、以下の場合には弁護士に依頼したほうが良いでしょう。

⑴ 不倫の事実を知り精神的にきついとき

不倫の事実を知って精神的にしんどい、動くことができない、という方は全然います。その状況で無理して、請求をすることはさらなる精神的悪化に至る可能性もあります。この場合には代わりに弁護士に依頼したほうが良いでしょう。

⑵ 相手女性が支払いを拒否しているとき

この場合は、交渉では解決しません。裁判をして判決を獲得し、差し押さえをする必要がありますので、弁護士に依頼したほうが良いでしょう。

なお、支払を拒否する理由としては、そもそも不貞自体がないと争うケース、肉体関係はあったが既婚者であることを知らなかったと主張するケース、既婚者であることは知っていたが払うお金がないと主張するケース等があります。

お金がないから払えないというパターンでは、裁判をしても、分割払いの和解の協議になることがほとんどです。ですので、交渉段階でも分割での支払いを提案してみましょう。

和解協議が整ったら、和解書を作成しましょう。

和解書は、一括払いの場合 分割払いの場合で用意しました。内容を打ち換えて使ってください。法的にhは、和解契約ですが、私は許していないという方も多いので表題は「示談書」にしています。

不貞慰謝料請求の和解書・示談書・合意書

書式はこの👇から

不貞慰謝料請求の和解書・示談書・合意書

今できること・今すべきこと

証拠が足りない場合は、証拠の確保に努めてください。証拠がない場合には、請求が困難になります。

弁護士に依頼しなくても解決できるか

上記回答が判断基準になります。

自分で請求をできる自信があるかを考えてください。心配や不安があれば最初から弁護士に依頼したほうが良いと思います。途中まで自分で請求してからでも弁護士に依頼することはできますが費用は最初から依頼した場合と変わりません。

弁護士費用の相場

別記事で回答します。

Q 不貞慰謝料請求の弁護士費用の相場はいくらですか?

相談時に準備する資料

Q 不定慰謝料請求の証拠と確保手段

の記事の中で確保できた証拠を持参しましょう。

依頼後に準備する資料

不貞慰謝料請求案件の特徴としては、依頼後の証拠の確保は難しくなります。証拠の確保は請求前、弁護士への依頼前に行いましょう。弁護士は、現場に行って証拠を確保する等の動きはしません。自身で確保してもらうことになります。